農業と自然に触れる体験学習!五感を育てる関東の社会科見学

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都会っ子に“農業体験”を!

「教科書で学習して終わり」ではなく、子供自身が学んだ内容を体感できる瞬間が、学習の定着をうながします。社会科見学もその役割を担う一つの行事です。せっかく実際に現地におもむき学習することができるこの機会、どこへ連れて行こうか悩むことも多いのではないでしょうか。そんな方には、今だからこそ“農業体験”のできる社会科見学がオススメです。

毎日豊かな食事ができるのは農家の方々のおかげなのは言うまでもありません。しかし今、日本の農業従事者は、人口の3%でほんの一握り。特に農家が少ない関東に住む子供たちは、地方に住んでいる子供たちに比べ、どうしても「作物を育てる」ことへの親近感が乏しいのではないでしょうか。

そして農業は自然と触れ合う仕事。昆虫や動物との関わりなくして作物は育てられません。まさに農業は自然の大教室なのです。

農業への関心を高め、さらに自然と触れ合える。五感をフル活用して体験し、学べる関東圏内のオススメスポットを3つ紹介します。

⒈都市農業公園(東京都足立区)

まずは都内で農業体験ができるスポットをご紹介します。こちらでは、田んぼや畑での農作業体験や、田んぼの生き物を探す自然学習が可能です。季節によって作付けされている作物や、体験できる工程が変わってくるので要確認を!

農作業体験で収穫した野菜を実際に持ち帰ることもできるのも嬉しいポイント。体験学習を終えた後に、四季折々の花が咲く園内を散策するのも気持ち良さそう。

⒉埼玉県農林公園(埼玉県深谷市)

続いて、埼玉県内で体験できるスポットをご紹介します。ここは地産地消を通した食育を推進しています。そのため、埼玉県内栽培されている主要な果物・野菜等の収穫体験を行うことが可能です。

また、それぞれの作物に、作物名と収穫予定時期等が表示されています。そのため、生育中の作物を実際に見て、「どのように育っているのか?実のつき方は?」といった、教科書だけでは分かりにくい部分を知ることができます。

⒊まなびファーム(千葉県山武郡)

最後に紹介するのは千葉県の九十九里エリアで提供しているサービス。最大の特徴は、九十九里エリアの農家の指導のもと、農場や公共の施設を利用して農業体験ができる点です。農業体験の組み合わせも可能です。季節や参加人数によってオススメの体験プログラムが異なるので、事前にお問い合わせすると確実です。例えば、9月上旬ごろであれば、稲作の稲刈り+秋野菜の収穫体験が可能です。

自然のなかで子供たちは活き活きとする

以上、3つのオススメスポット・サービスを紹介しました。都会で生活していると、なかなか農作業の体験はできません。ですが、このように自然と触れられる機会を与えると、子供たちは非常に活き活きとします。

実際に体を動かし、泥にまみれて作物を収穫させること。つまり、「自然の中でのびのびと活動することの楽しさ」を子供達へ伝えられることが一番の実りになるに違いありません。