森林セラピーで『心』から喜べる社員旅行を

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社員研修にも導入されている森林セラピー

社員旅行を企画しても、若い参加者を集めるのが難しい時代になっています。20年前と比べて、仕事とプライベートを切り離す考え方が強くなってきているからです。自由参加であれば、「会社の行事は仕事なので参加しない」と考えられてしまいがちです。かといって強制参加だと盛り上がりに欠けてしまいます。幹事の方は、寂しいような、悩ましいような気がしていることだと思います。

仕事とプライベートを切り離す考え方の社員を引きつけるには、温泉やグルメなどの好みが分かれる内容よりも、メリットが分かりやすい内容がベターです。

そこで提案したいのが、『森林セラピー』を取り入れた社員旅行です。『森林セラピー』は医学的に検証された森林浴のストレス解消効果に着目したアクティビティです。五月病やうつ病などのストレスを原因とした症状に効果が期待されており、大手企業の社員研修にも導入されているほどです。

今や7割の社会人がストレスを感じている時代です。ストレスの改善は、仕事だけでなくプライベートの質も向上させるので、プライベートを重視する社員も関心を示すのではないでしょうか。

今回は関東で森林セラピーを楽しめるスポットのなかでも、温泉も楽しめて、幅広い層が満足できるスポットを3つ紹介します。

奥多摩森林セラピー(東京都)

最初は都心からのアクセスが便利な、奥多摩の森林セラピースポットを紹介します。奥多摩は、1000本近くの巨樹が確認されている「日本一巨樹の多い森」であり、東京都の重要な水源地です。森の活力と水の清々しさを、満喫できるスポットです。

奥多摩森林セラピーの特徴は、医師の監修による「奥多摩式呼吸法」の指導を受けられる点です。呼吸法は自宅に帰ってからでも、自分で行うことができるので、社員旅行のメリットを長く感じてもらうことができます。

奥多摩の温泉は時を経て復活した“幻の湯”と言われています。日本最古の地層から湧き出る温泉には、メタホウ酸とフッ素が含まれており、日本でも数えるほどしかない特徴的な温泉です。独特の湯の心地を味わうことができます。

箱根芦ノ湖森林セラピー基地(神奈川県)

次は東京都内からアクセスしやすく、有名な温泉地である箱根にある森林セラピースポットを紹介します。このスポットは芦ノ湖の湖畔にあり、富士山も望める風光明媚な土地です。

箱根の森林セラピーの特徴は、ターゲットを女性に絞っている点です。ヨガやアロマテラピーが取り入れられており、女心をくすぐる内容になっています。社員旅行の幹事の悩みどころである、女性の参加者数の向上に一躍買ってくれることでしょう。

箱根の温泉は、52の源泉があります。温泉好きの参加者の好みに合わせた源泉をチョイスすれば、より多くの参加者に喜んでもらえます。

草津森林療法協議会(群馬県)

最後は日本を代表する温泉地の森林セラピースポットの紹介です。日本一の温泉湧出量を誇る草津温泉にも、実は森林セラピースポットがあります。日本一の温泉地らしく、温泉と組み合わせているところが、草津の森林セラピーの特徴です。

草津の森林セラピーでは、天皇皇后両陛下も散策なされたコースが組み込まれていたり、珍しい高山植物と出会えたり、ここだけの特別感があふれたものとなっています。

草津の温泉は、ぴりぴりとした入り心地がヤミツキになると言われている酸性泉が主な泉質です。古くなった肌を落とし、新陳代謝を活発化する効能も期待されるので、女性にも嬉しい温泉です。

“心”から「また行きたい」と思ってもらおう

『森林セラピー』を取り入れた社員旅行は、日常のなかで溜まったストレスを解放してくれます。そのため、また日常でストレスが溜まったら、『森林セラピー』に行きたいと思うようになります。“心”から「また行きたい」と思ってもらえる社員旅行を、社員に提供できるのではないでしょうか。